ア  ス  ニ  ア  通  信   2  月        2004.02(No.68
 

 H A R U

    
 年が明けてようやく落ち着きを取り戻しました。子供が何とか卒業後就職できるので、ほっと一息ついているところです。
夢を追い続けるなとは言いませんが、フリーターはもはや時代の流れなのでしょうか。就職後の若者の離職率は
1年以内に30%にものぼると聞いています。私共の時代と比較して働くという選択肢に雲泥の差はありますが、夢を追いつづけるのは良いとしても、大人になる事はすなわち現実を受け入れる事だと思うのですが...。
   自分の好きな仕事が生涯にわたって出来るなら幸せですよね。     兵庫県川西市   M・Mさん    
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  アスニア通信を楽しく読んでおりますが、西行さんの事には感激しました。
   私も旅行で奈良からの帰り、弘川寺を訪ねた事がありましたのでとても新鮮でした。当時は寒い時期で、桜は見られませんでしたが、山里の寂寥とした風景が心に残っています。しかし800年前、あの西行さんがご自分の終りの地を何故そこと選んだのでしょう。当時からとても有名な歌人と聞いておりましたが、私達には理解できない心を持たれていたせいでしょうか。
   あの寒い日に響いた「カーン」という澄んだ鐘の音が、何処か耳によみがえりました。  香川県高松市  A・Nさん   65
 
 今年はまた府知事選挙、参議院選挙と、昨年より選挙が続いています。大阪市も大阪府も財政赤字でやりくりが大変だそうですが、もう少し市民サイドにたった正しい政治をして欲しいものです。市民も安い品物を求めて、生活をなるべく切り詰めているし、化粧品だって買う物がだんだんと低価格に移行してしまいます。
   不況とデフレは一朝一夕では収まりません。構造改革も見せかけでなく真の政治改革のうえで、はじめて達成される気がしてなりません。                                                          大阪府豊中市   M・Mさん      53

日本国民一人当たり1年間に病院にかかる回数が14.4回は衝撃でした。確かに高齢化社会で高齢者も多く、医療関係も、健康保険制度も 一応充実はしておりますが、14.4回の数字は何なのでしょうか。
   この数字が本当なら日本国民の健康はとんでもないところに向かっているのではないでしょうか。新聞で見落としている方も多かったので、アス二ア通信の反響は大きかったです。

 
薬    に    つ    い    て    の    あ    れ    こ    れ
『薬の持続時間』

 風邪薬などで13回服用や、11回服用の薬があります。飲んだ薬は胃を通過し、腸で吸収されて、肝臓を通リ、血液に運ばれ最終的には患部に届きます。患部で効果を発揮するための一定の濃度(有効濃度)に達するには1530分程度かかるそうです。血液中の薬は肝臓を通過するたびに代謝による変化を受けて尿から排出されますので通常の薬は45時間で効かなくなります。
   従って薬の効果を長時間持続させるには、薬の血中濃度が有効濃度より下がる前に飲み足して濃度を上げる必要があります。
  薬の飲む時間、回数の指示は血中濃度を一定に保つようにしてあります。1日1回飲む薬はそれだけ長く体内にとどまるように工夫されています。

『薬が効く人・効かない人』

 同じ薬を同じ量だけ飲んでも、効き方、副作用の表れ方は人によって異なり、原因は単純ではありません。
薬が効かない場合は、薬が予想以上に早く肝臓の酵素によって変化を受けて、体外に排出された可能性が考えられます。体内での薬の分子構造が変化して、はじめて薬効を発揮するタイプは、その変化が時としてうまくいかない場合もあります。
 副作用は逆に薬を体外に排出するための酵素がうまく働かない場合や、薬が体内で有害作用を起こす形に変化してしまった場合に生じます。人によっては特定の酵素の働きに差があり、薬効や副作用の表れ方の違いがあります。
 それは各人が持つゲノム(全遺伝情報)の違いがその要因です。良い意味でゲノム研究が進めは゛、効く薬、副作用のない薬を選択できるようになるでしょう。

『多すぎる薬の理由』

 病院で渡される薬が少なくなったと言われますが、それでも飲む薬の種類は誰もが多いと疑問に思っています。
私も聞きましたら治るための薬ですと逆に叱られました。理由の一つは製造技術の進歩です。昔は薬剤師さんが薬を計量して、乳鉢で混ぜた物を渡されました。
 現在薬は種類ごとに錠剤、カプセルの形で流通しているので結果としては患者さんが受け取る数は多くなります。
もう一つの理由は、医学・薬学の進歩です。医師は病態に応じて体内の様々な機能を調節しながら病状を軽減、病因を除きます。それには各種の薬を併用しています。
 飲む薬の種類が多いことによる患者側の不安や不信を除くには、お医者さん、薬剤師さんの的確な情報伝達(インフォームドコンセプト)が必要と思われます。

『サプリメント』

 ダイエタリーサプリメント(栄養補助食品)を飲んでいる人が年々増加しています。食生活が不規則であったり、骨粗鬆症の為のカルシウム摂取等には役立ちます。
 ただし間違った情報やご自分の誤った判断を元に利用する事は勧められません。
2002年発表されました国民栄養調査によると男性の25.3%、女性の13.9%はパッケージの説明書を読んでいません。特に市販の薬などの説明書はキチンと読むようにしましょう。
 栄養補助食品を利用する事はよい事ですが、自分勝手な思い込みでブームだから利用するのでなく、ご自分にとって必要な物を正しい情報で受け取る事から始めてください。

『点眼液』

 目が疲れたり、ホコリ、花粉が目に入った時に使う目薬は市販薬の中でも売れ筋商品です。点眼液として一般点眼液(疲れ・ただれ・かすみ・乾き)と抗菌性点眼液(結膜炎・ものもらい・かゆみ)がその代表です。コンタクトレンズ装着時の不快感を治す人工涙液、水泳後の洗眼用洗浄液もあります。症状に応じて使うと良いと思いますが、防腐剤の入ってない蒸留水だけの洗浄液も市販されています。
 テレビ・パソコン・携帯電話の使用頻度によって現代人の目は非常に疲れています。中高年になると老眼も始まり、目はますます酷使されます。

『便秘薬』

 便秘で悩んでいる方は多く、簡単に便秘薬を使って、腸壁を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を高めさせる刺激性下剤を使います。ビサコジル・ピコスルファート・センノシド・アロイン等が代表ですが、次第に効き目がなくなり多量に使用しないと効果がなくなりますので注意が必要です。但し妊娠中の女性は使用禁止となっています。
 穏やかに効く便軟化剤としては普通プラタンタゴ・オバタ種皮のように腸を満たして腸の運動を刺激するタイプと便を柔らかくするタイプがあります。
 便秘薬を長期常用すると排便反射機能が低下して、余計に悪循環をもたらします。
使用頻度をなるべくなら少なくして、自分の力で排泄する事を心がけましょう。朝食をキチンと食べる、決まった時間にトイレに入る、運動を心掛ける、シャワーでなくお風呂に入る、意識して野菜を摂取するようにする、ビフィズス菌を増やすようなヨーグルトや牛乳を飲む等を心掛けましょう。

体調不良になると当然病院に行きます。病院で注射や薬をいただきます。
薬が効く人も効きにくい人もおられます。
薬の話のあれこれが今後の皆様方の何らかのお役に立てれば幸いです。

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