2005.08(No.86)

ア ス ニ ア 通 信 8 月

  

暑 中 お 見 舞 い 申 し 上 げ ま す

  

 2年前の春に作家・五木寛之氏が2年間で百寺巡礼をすると宣言して全国を巡ってきました。テレビでも放映されたとおり、ご本も4月に8冊目(110寺紹介)を出版し、それぞれの寺院の歴史や訪れた印象等を紹介しています。3月に大分県で百寺を達成し、あと2冊の出版を現在準備中との事。奈良からスタートして京都・滋賀・北陸・東北・近畿・中国・山陰・四国・九州を巡られました。
    宗派が違う寺院がそれぞれの地域において、千年あるいは千年以上の年月を経ても厳然とそこに存在しますのは、日本人のもつ信仰心の素晴しさと、先人達や祖先を敬う日々の心の奥深さを改めて思いおこさせます。

  日本人は無宗教だとか宗教心が無いと広く言われるのも、実は80%の人口がお正月は神社の初詣、結婚式は教会・神前・仏式と多様ですが、亡くなればお葬式は仏式で済ませることの多さなどからの理由なのでしょう。さらに不思議現象はキリスト教と関係なく確実にクリスマスが一種のお祭りとして興じられています。良し悪しは別として、この事情はおおらかな日本人の国民性と考えてはいかがでしょう。一方で、一神教は他教を絶対に認知しない、かたい宗教心がみえます。神仏に手を合わす事自体は心中から自発的にでてくる“生かされている事への感謝の念”であり、そこに他者が介入し、入信を勧誘するなどといった場合、皆様はどんなお気持ちになりますか。

 本来信心とは人々の心を和ませ、安らぎを与えるものですが、人々の集団ができるとそこには権力が生まれ、組織的なものができると当然リーダーが生まれ、規律を決めて統制を取らなければ集団行動は難しくなります。本来なら平等であるべきものが、数の力、金の力、人の力で曲げられたりして本来の方向を見失います。現実に大手企業でも、考えられないような事件や事故が起きて世間を騒がせています。一躍会社を全国規模とした新進企業オーナー等のカリスマ性を見ても感じ至りますが、権力が集中するとそこにはとんでもない悲劇が生まれ、その組織の中の人々はそれが当然の正義と判断し、世間から見ておかしな集団行動をとってしまうのです。 

来年あたりから徐々に60歳の定年人口が多くなりますが、戦後の日本を引っ張った団塊の世代は高度成長時代を支えた人々です。残念ながら今の年金制度や高齢化社会を見ると決していい時代の到来は望めませんが、この世代こそ元々何も無い時代に育ったのですから定年後もきっと自分達で新しい老後の楽しみ方を見つけ新しい団塊のパワーになる事と思います。

慢性疲労と乳酸について

 慢性的な疲労は、血液中の乳酸濃度を測定するとこの数値が高まっている事でわかります。ただ乳酸は瞬発力が必要な激しい運動をする際に白筋(速筋)と呼ばれるタイプの筋肉が、酸素を使わずに糖質からエネルギーを作り出す時のみに発生するものです。ではアスリートと呼ばれる方は別にして、日頃激しい運動をしないサラリーマンからOLまでが、なぜ慢性疲労で悩んでいるのでしょうか。

 原因は体内の酸素の働きと関係があると東海大学医学部の教授山村雅一教授が説明しておられます。
 
「運動不足が続くと立ったり、歩いたりする程度の簡単な作業でもうまく体内の酸素を使えずに白筋を使ってエネルギーをうみだすと考えられます。」筋肉には白筋(速筋)・ピンク筋(中間筋)・赤筋(遅筋)と呼ばれる筋があります。赤筋は持久的な運動をする際に働き、酸素を使って脂肪をエネルギーに変えます。ピンク筋は瞬発力、持久筋を兼ね備えて、やはり酸素を使って糖質、脂肪の両方をエネルギー源にできます。
  身体の部位ごとに赤・白・ピンクと分かれているわけではなく、全ての筋肉がこの
3つの筋繊維の束で構成されて、運動の強弱によって使い分けられています。

 
赤筋やピンク筋が酸素を使ってエネルギーをつくっている限り、乳酸は生まれません。ただし運動不足が続いて、不健康な状態が続くと体内の血流も悪くなり、脳や筋肉は慢性的な酸素不足におちいっていることがあります。このために赤筋・ピンク筋がうまく働かずに白筋がカバーして働き乳酸が作られてしまいます。  

 現代人の健康がここまで来たんだと認識してください。酸素不足からも生活習慣病との関連性が指摘されます。「糖質を消費する白筋を使うには、血糖値を高く維持する必要があります。これが糖尿病に繋がります。」「赤筋を使えないと脂肪が消費されないので、肥満は避けられません。」との報告があります。
 酸素を体内へ取り込んで、行き渡らせる事は過去も未来も、非常に重要な健康の条件なのです。正しい呼吸法と適度な運動は欠かせませんと山村教授は指摘しておられます。
  私達がお酢の商品化を検討中に疲労回復にお酢が良いという事から、乳酸を勉強しておりましたら、このようなことがわかりました。現代人の生活習慣がここまできました。
  

健康補助食品は大切ですが、まず原因を追求して、ご自身にとって最も必要なものを選ぶ事です。その選択肢としてアスニアの熟成醪酢をお考え下さい。

 

 

生活習慣を考えるE

 〔美容とタバコの関係〕

  2002年度厚生労働省の調査で男性43%、女性10%が喫煙者です。女性は20代〜30代に集中していますが、考えたら2人に1人がタバコを吸っています。
 呼吸器内科の先生は、顔を見れば
90%は喫煙者の見分けがつくと言われますし、喫煙者の表情を見てタバコ顔(スモーカーズ・フェイス)という表現をされます。
 
☆顔全体に細かいシワがある。 ☆ほうがこけてたるんでいる。☆鼻の脇から口元にかけての線やシワが深い。
 ☆肌荒れと吹き出物。 
☆毛穴が開いている。 ☆年齢の割には老けた印象がある。
 

 タバコの悪影響は、ニコチンは毛細血管を収縮させて血液の循環を悪くさせます。燃えるときに出来る一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結びつき酸素を運ぶのを妨げます。タバコの煙は女性ホルモンの分泌を抑えて、細胞を傷つけ老化を早める活性酸素を発生させます、又活性酸素を抑えるのに使われるものがビタミンCです。タバコ一本で約25mgのビタミンCを消費しますので、4本で厚生省が定める栄養所要量1日100mgを帳消しする計算です。  

 女性ホルモン、ビタミンCは新陳代謝、コラーゲンの生成にかかわります。角質層が荒れれば、お化粧のノリも悪くなりますので、美容上悪影響がでます。深いシワが出来る前に禁煙をすれば、タバコ顔からは逃れられます。

 ここで問題は、禁煙後の体重増加を気にしますが、呼吸器科の先生は『禁煙すれば、酸素不足が改善されて運動能力は高まります。意識して歩くことを考えれば心配はいりません。不健康に痩せた状態から、元に戻りしわも伸びる』と言われます。  

 もう一つの影響は、口内への問題で歯や歯茎の変色です。歯はタールの付着で黄色っぽくなり、歯茎はメラニン色素の沈着で黒ずみます。20代の男性120人を対象に調査した結果、   黒ずみの有無と喫煙の関係は80%で一致します。喫煙期間が長い人や本数が多い人ほど黒ずみの面積も広くなっています。歯周病の危険も高まり、歯茎への血行が悪くなり白血球の機能が落ちて歯を支える骨が下がっていきます。  

 下記は国立ガンセンターで1990年より10年に10万人のデータ採取の結果、肺がんの発生率を示したものです。扁平ガンと小細胞ガンに限れば男性12.7倍・女性17.5倍の発生率です。

☆男性・タバコを吸わない方 25%−1.0倍   ★女性・吸わない方 93%−1.0

   タバコを止めた方  23%−2.2倍       止めた方   1%−3.7

    タバコを吸う方   52%−4.5倍       吸う方    6%−4.2 


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