ア  ス  ニ  ア  通  信  1  1  月   2005.11(No89

 

 養老猛司氏の本を読んでいると、どんなに努力しても世の中は思うようにならない事がよくあると記されていました。趣味の虫取りと解剖学一筋で40年間過ごして書いた本『バカの壁』が、一躍ベストセラーになり時の人になったのです。
 解剖学一筋(養老氏は解剖学では著名な方です)の時期は誰も認めてくれなくて、引退してから時の人になるとは、不思議な現象ですと書かれておいででした。ある人が時の人となって脚光を浴びるのは、一筋何十年という仕事をし続けた事により、その仕事をやり遂げた時分に神様がふと光を与えてくれるようなものです。普通人はなかなか好きな事を職業にできるわけがなく、ただいろいろと働いて頑張ってみて、その結果答えがもたらされます。
 
40歳代になると初めていろんな事が見えてきます。だからといって世間も自分の実力もクサッたり、諦めることなく自分なりに頑張る事だと思います。若い方も短期で物を考えずに、510年という長期で自分と世間を考えると老婆心ながらいろんなモノが見えてくるように思います。
                           
大阪府豊中市  H・Yさん  60
    
 どちらかと言えば文句言いのたちなので、日頃分からない事が有ればいろんなメーカーに電話をし、テレビを見ておかしいと思えばテレビ局にFAXを流すのです。良い意味では何事も興味を持って行動しますが、友達の評価からするとどちらかと言えば単にうるさ型のオバサンです。
 人も物も自分が気に入ると、とことん付き合います。今回も健康の事で色々とお聞きしましたら一つ一つ丁寧に答えて頂きました。私も友人に頼まれていろいろと健康食品を紹介してきましたが、健康食品を飲む前に三度の食事の見直しからですと、見事明快に答えたのはアスニアさんが初めてでした。
 私も二の句がつげませんでしたが、早速アスニアグリーンを飲み、友人にはもろみ酢カプセルを勧めて摂生に努めました。
3ケ月過ぎた今、見事にいろんな数値が下がりつつあります。私が頼まれて今まで勧めてきた健康食品は何なのでしょうか。健康は適度な運動・バランスの取れた食事・睡眠の3原則を守る事からですという販売教育を健康食品を販売している会社はして欲しいと思います。                           大阪府池田市  A・Mさん 50
 

 良い季節になりましたので紅葉狩りにでかけましょう。野山の散策はキレイなオゾンに包まれて最高の森林浴です。
 時には何もかも忘れて一日自然の中で過ごしませんか。見過ごしていた景色の良さや、吹く風の優しさや、お弁当の美味しさなど意外な発見ができます。

  
沈黙の臓器・肝臓
             

 ストレスがたまると胃が痛みます。激しい運動をすると心臓が音を上げます。ところがどんな状態でも肝臓は『沈黙の臓器』といって死ぬまで黙々と働いてくれますので気がついた時には手遅れになります。
 肝臓は人の体内の巨大化学プラントで重さは約
1.01.5Kgあり、脳と並び体内で最も重い臓器です。
 
 
その中は50万もの細胞が集まってできた肝小葉と呼ばれるコンパートメント状の構造で、この肝小葉がさらに50万集まって肝臓を形づくっています。この細胞は整然と並んで人間が生きていく上での様々な物質を造り、身体の毒素を処理し、なんと500種類を超える働きをしています。  

★肝臓には特に次の4つの大きな働きがあります
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    腸から吸収した栄養素を体内で使えるような形にして保存します。
  (栄養素をブドウ糖に変えて全身に流します、残りはグリコーゲンとして肝臓に蓄えて置いて、必要に応じブドウ糖に   変えて血中に送りだします。)

A    体内にある毒素を集めて解毒作用をします。
(アルコールからニコチン、薬物から毒素、アンモニアから細菌まで身体に害を与える全ての毒素の解毒をします。)

B    胆汁の製造をします。
古くなった赤血球のヘモグロビンを分解して、それを材料にしてビルリビンという、胆汁の主成分を合成して、この過程で出来た鉄で新しい赤血球を作ります。胆汁の成分はビルリビンとコレステロールです。)

C    肝臓器自体の補修作業をします。
(肝臓は様々な危険物を扱う為に、その毒素によって細胞がどんどん死滅しますが、次々と新たな細胞を造って補修します。)

肝臓の血流は常に一定に流れているわけではなく、ある部分は活発に流れていても、ある部分は殆んど流れていないように、常に一定の予備能力を持っています。この予備能力と再生能力は驚くほど強く、例えば人間の臓器で再生できるのは肝臓だけで70%から80%を切除しても十分に機能しますし、又再生もします。このように24時間休むことなく働きますが、ただ暴飲暴食を続けて身体に無理な事をすると沈黙の臓器もだんだんと限界を超えてオーバーヒートします。そうしますと人間の身体は一巻(肝??)の終りとなります。

肝臓は何も発信しない臓器なので、医師からもし肝臓が悪いと言われましたら、是非生活習慣を改めて下さい。
肝心要「かんじんかなめ」はここから来た言葉です。

 
生活習慣病を考えるG

 ☆高血圧について☆

 日本人の高血圧患者は3,500万人と推定されています。高血圧は生活習慣病の中で患者数が最も多い病気ですが、意外と治療をしている方は少なく、生活習慣病全体についてはみなそうですが、高血圧でも自覚症状はなかなか出てきません。
 日本高血圧学会の治療ガイドラインでは収縮期血圧/拡張期血圧が14090mmHg以上を高血圧の基準、つまり治療対象値にしていますが3040歳代で80%、50歳代では60%の方が治療を受けていないと考えられています。

 生活習慣病が怖いのは自覚症状がなくても体内で少しずつ血管等が傷ついていることです。血圧が高いと動脈壁が傷つき、動脈硬化を促進して10年後20年後に血管を中心とした脳卒中をはじめとする心筋梗塞、腎硬化症など様々な合併症を発症させます。特に脳卒中に対して高血圧は最大の危険因子になっています。
 日本での脳卒中の発生率は心筋梗塞の約3倍、死亡率も約2倍になっています。又血圧が上がると心臓への負担も大きく心肥大、心不全になる要因もはらんでいます。高血圧を放置しておくといかに危険か解ると思います。

    血圧が高いからとすぐに薬物治療に入るのでなく、最初は食生活の改善と運動療法からです。
一番は過食をやめ、減塩治療で肥満を防ぐ事から始めます。
    食塩の一日の摂取量は6g未満が理想ですが、平均1112g摂取している日本の現状を考えるなら、まずは10g以下に押える事です。
 減塩の工夫としては、酢、レモン、すだち等の酸味を使ったり、唐辛子や胡椒等の辛味をうまく使う事などです。香辛料には血管を開いて血圧を下げ、新陳代謝を活発にする効果があり、それらをバランスよく味付けすると塩分を減らしても美味しく食べられます。外食やコンビニのお弁当は、どうしても味付けが濃くなっていますので要注意です。

 運動は絶対に必要な事で、歩く事をお勧めします。早足で
130分以上歩くように心掛けましょう。すぐに効果は期待できませんが、内臓脂肪が減少し、歩く事による足腰の筋力もついて脂肪を徐々に分解も出来ますし、続ける事で効果は確実だからです。
    重症な高血圧の方は事前にメディカルチェックを受けて、医師に適切な運動量を決めてもらって無理なくすすめられるようにします。薬物治療は、運動や食事療法をして1ケ月3ケ月経過後も高血圧が続くようであれば、その時点で医師の判断から行われます。

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