2005.10(No.88)

ア ス ニ ア 通 信 1 0 月

 

  アスニアさんから勧められ図書館と神社の空間を振り返ってみたのです。『エリカ奇跡のいのち』・『昔も今も』など勧められた本は、図書館で借りて読みとても良かったです。今年の夏休みは、子供と場所も広くて涼しい図書館と近くの神社へよく行きました。社の森では蝉や、時には甲虫も採れますよと聞き、本当に蝉や甲虫が自分の手で採れて子供は大喜びでした。
    図書館や神社やお寺を特別なものとせず生活の中にある静かな空間だと考えますと意外と先入観もなく、ひとつの生活の場所として今年の夏は子供と一緒に楽しみました。
    子供も近くの子供達とすぐ仲良くなりお互い家を行き来し、日中クーラーの中でゲームばかりして過ごすことなく外で真っ黒になりました。提出した夏休みの絵日記をみても担任の先生から大きな丸を貰っていました。                                            大阪府箕面市   A・Kさん   35歳 
エリカ奇跡のいのち(絵本・柳田邦男訳)*昔も今も(著者・山本周五郎)

 

   アスニアグリーンを家族で10年間飲んでおります。いろいろと健康食品をあれこれと試してみましたがやはり最後はアスニアグリーンになりました。
 アスニア通信に嘘はなく最初からずっと読んでおり、健康に関する基本の姿勢を感じます。この年になって分かったのですが、若かった頃に食事・運動(仕事)・睡眠のバランスを取ることを留意していればさして病気はしなかったでしょう。暴飲暴食をする、お酒を飲みすぎるとそのツケは必ずきました。残念ながら人はそれが分かっていてつい無茶をしてしまうもの。

 ただ、この年になってボケず自分の足で歩ける事は何より幸せなことです。その健康を支えてくれたのがこの
10年間の青汁だとつくづく感じております。家族でゆっくりと食卓を囲んでよく噛んで食べるという事が大切だと思います。                                      福井県福井市    K・Mさん   76

 

 「生活習慣病を考える」のシリーズを興味を持って読んでいます。雑誌やテレビは興味本位に、いかにも健康のためにあれこれ健康食品を飲んだり食べたりしないと大変な事になりますと怖がらせ、その後必ずコマーシャルベースの商品を紹介します。
 私が感心するのがアスニアさんは一貫して健康は毎日の食事のバランスです、それ以外になく本当に自分に足らないものを補助食品で、と言い続けておられます。アスニア通信を読んでいてもずっとその姿勢が変わらない。

    そのひとつをとってもアスニアさんの姿勢には驚きです。
                                               滋賀県近江八幡市  E・Iさん  43

 
 生活習慣病を考えるF
 

高脂血症から動脈硬化へ

  健康診断で高脂血症と診断されることがありますが高脂血症は放っておくと動脈硬化の最大の危険因子となり、心筋梗塞や脳梗塞等致死的な病気を招く恐れがあります。
    血液中にコレステロール、特に悪玉のLDLコレステロール、中性脂肪、あるいはその両方が異常に増えた状態をさす病名です。本来コレステロールや中性脂肪等の脂質は人体には必要不可欠なものです。

   
コレステロールは細胞膜や副腎皮質ホルモン等のステロイドホルモン、および食べ物中の脂肪成分の吸収を助ける胆汁酸を作る材料になります。また中性脂肪は筋肉、心筋のエネルギー源として使われます。
    しかし必要以上に増えると高脂血症として、動脈硬化を発症または促進させ、引いては心筋梗塞、脳梗塞等の命にかかわる動脈硬化疾患を誘引します。
    なかでも高トリグリセリド血症となった場合には、すでに背景に糖尿病を併発しているか、その傾向へとすすんでいる疑いがあります。小腸で作られるカイロミクロンや肝臓で作られるVLDLは血流に乗って体内を巡りながら、リポタンパクリパーゼという酵素の助けを借りて中性脂肪をエネルギーに変え全身の筋肉細胞に渡す役目なのですが、これを活性化するのは膵臓から分泌されるインシュリンです。中性脂肪が必要以上高い時は、リポタンパクリパーゼが不活性に陥り、インシュリンの効き方も悪くなり、糖尿病の危険性が高まります。
 

糖尿病も高脂血症も生活習慣病の乱れが大きく関係しています。従ってまず良い生活習慣を維持し、特に食生活の改善と運動不足の解消が大切です。
食事で重要な事はよく噛むことです。内臓脂肪肥満型にならないように、脂肪分を控えて、食物繊維を含んだ野菜を多く取るようにすることが大事です。
   できれば運動は週三回程度、一回一万歩の歩行をこころがけたいものです。注意点は心臓に負担がかからないように歩く事で、体重に変化がなくても続けますと内臓脂肪として溜まった中性脂肪は減少します。三ヶ月も続けるとズボンのベルトはゆるくなり、それと足腰の筋肉が強くなりますので腰痛防止になります。

   薬物治療は、生活習慣の改善で治療効果が上がらない場合に実施します。糖尿病、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞等の既往症がある人は、必ず併行して薬物治療が必要です。この場合かかりつけの医師の指導にきちんと従ってください。

                                                     

絵本“エリカ・奇跡のいのち”より

                                

    柳田邦男氏(評論家・作家)が昨年の春「エリカ・奇跡のいのち」という絵本を翻訳して出版されました。小学56年生向けの絵本で、ナチの強制収容所に向かう列車の窓からユダヤ人の若い夫婦が生まれて間もない女の子を小さな明りとりの窓から外に投げ出します。夫婦は既に収容所で何が起きているかを知って死を覚悟しておりましたが、何とかしてこの子供だけには生きて欲しいという願いを込めて列車がスピードを落とした時に外に投げました。
    死に至る親が我が子への生を願って唯一取れる行動でした。その子供は奇跡的に助かり親切な村人によってエリカと名付けられ大人へと成長してゆきます。
    簡単なストーリーですが、日本が第二次世界大戦の体験後60年の月日がたちました。日本とアメリカが戦争をした現実に目をそむける世代も多くなりました。戦争反対という強い願いが風化した時、憲法九条の改正論がメディアで議論を呼ぶようになりました。大戦後も世界中で国家間同士の戦い、民族紛争はやみませんでした。おそらく人間の奥にある性善説・性悪説を問うまでもなく闘争本能や、競争意欲をなくせないし、なくならないと思います。
    軍事大国が軍隊という力だけで平和を維持しようとすると、すべての場合限界があるように思います。
    私がこの絵本を読んで皆様に感じて欲しいのは、現代社会に於ける一人一人の命が軽くなった事です。一生懸命難病と闘って生きたいと願っている人がいれば、見知らぬ人同士がネットで集まり集団自殺する時代です。
    毎日のように悲惨な事件が起きて捕まえてみれば犯人は大抵が身内の者です。
    かつては“事実は小説よりも奇なり”で本がおもしろく、現実では起こりえないようなことが本の中で起こるため、ミステリーは楽しめました。が、今は奇なりが現実となっており、笑い話にも洒落にもなりません。
    戦後日本が歩んできた60年の間、走り続ける発展を選んでそれが良かったのか、程よい進歩をむしろ選択すべきだったのか、判断しうる時が来たような気がします。進化する文明とIT革命との引換えに人が得たのはストレスと他人に対する疑心暗鬼で、まさにSF作家が描いた世界が、今私達の目の前に現実として起こりつつあります。
    絵本を1冊読んだぐらいでは何も変わりませんが、ひとつのきっかけとしてエリカが生きたこと、またそれを助ける人間がいたこと、命を賭して守りたかった物等があったことを、身近の現在社会に見つけられるか考えてはいかがでしょう。店頭で立ち読みが出来るくらいの絵本ですが、得るものは大きいと思います。

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